最新情報
『ヒルナンデス』
昨年暮れになりますが、日本TV『ヒルナンデス』<通になろう>の
コーナーで高木美保さんと関ジャニの村上君が取材に来てくれました。
当店で味噌の説明、味噌漬け豚丼、ロールキャベツ、ポトフ、味噌チーズケーキ、
を食べ、それぞれ感想を言ってもらいました。
次にクッキングスタジオに移動して、<世界一の万能味噌ソース>の作り方と
それを使った、和、洋、中の料理の紹介&試食
さすがプロ、だてにテレビに出てる訳じゃない、食べた時のリアクション、
感想、コメントうまいね。
二人の掛け合い、今日初めて会ったって言ってたけど
息合ってるし、うまーく笑いもとってるし、大したものです。
村上君見直したよ。高木さん料理出来ないのもうまーくネタにしてるし、
それにきれい。
たかがバラエティー番組とたかくくっていたけど、中々しっかり撮っていたし、
どうして興味深い内容に仕上げて頂きました(11月16日放送)。
『ヒルナンデス』さんありがとうございました。
今度その時紹介した<万能味噌ソース>のレシピ紹介します。
スタッフ募集中
『みそソムリエ』
昨年暮れ<みそソムリエ>の試験を受けました。
大したことなかろうと、たかくくっていたのが、
結構難しい問題もあったりして、びっくり。
合格証をもらった時はほっとしました。
もし不合格にでもなったらシャレになりませんから、、、
もう少し真面目に勉強します。
年一回の試験ですが、まじめに受講すれば受かります。
今年もよろしくお願いします。
『毎日夫人』
『第39回吉祥寺秋祭り』
来る9月10日(土)11日(日)は第39回吉祥寺秋祭りが行われます。
武蔵野八幡宮神輿をはじめ11の神輿が吉祥寺の街を
ところ狭しと練り歩きます。
大正通り商店会も参加します。
神酒 所が東急デパート西広場に設営されます。
私は例年通り御幣でお神輿の先頭で歩きますが、
多分神酒所にいる予定です。
遊びに来てください。

神輿総覧ー1
携帯電話がない時代
今は携帯電話もスマートフォンが主流になってしまって、
電話だか、パソコンだか分からなくなってしまいました。
買い換えてみてもいいかなとは思いますが どうせ使いこなせないし
たぶん今以上(通話かメール)に利用はありえないので今ので充分でしょう。
でも25年前はそんなものもありません。
デパートの営業であちこち回りながら、
よく使う公衆電話の場所はたいてい覚えていました。
以前、内線電話を使う女子社員を眺めながら、
昔を思い出しながら書いた文です。
『携帯電話のない時のデートの約束』
今は誰しも携帯電話持っていて
簡単に何処でも誰とでもそしていつでも連絡取り合うことが出来、
全くもって便利になったものです。
でも今から25年くらい前、そんな便利な物はありません。
全てが仕事場、自宅そして公衆電話と言う固定された電話機からしか
連絡は取れませんでした。
でも当時はそれが当たり前で何の不自由さも感じませんでした。
例えばこんなことも。
「ようごくろうさん、仕事がんばってるみたいだな、味噌の売り上げも伸びてるし、
たまには一緒に昼飯でも食うか?」
デパートで使っているアルバイト学生に声掛けた。
「やったあ、ありがとうございます。それから、売り場は違うんですけど、
知ってる子いるんで連れてっていいですか?」
「いいよ。じゃあこの前行ったことある中華料理屋に先行ってるから、後で来いよ。」
バイトが連れてきた子はなかなかかわいい子、
デパートで働くだけあって受け答えもしっかりしていて、愛想もいい。頭も良さそう。
「かわいい子じゃないか、彼女?」
「いえ、違います。同じ大学なだけです。彼女洋菓子売り場にいるんです。
一度おみやげにでもチョコかクッキー買ってやってください。」
それぞれランチ定食を頼んで、他愛も無い事喋りながら一時間が過ぎ、
バイトがトイレに行っている時、誘ってみた。
「今日仕事は何時に終わるの?もし暇なら晩御飯でも食べようか?」
「えっ語馳走してくれるんですか、嬉しい、はい大丈夫です。早番ですから5時です。」
意外とすんなりOK
「じゃあ後で売り場に電話入れるよ。」
「お願いします。」
今ならアドレス聞いて、「じゃあとで携帯にメール入れておくから。」で終了。
でも当時そうは行かない。
公衆電話へ行ってまず、お目当てのレストランに電話。
今晩の予約が取れるかを確認する。
首尾よく取れました。
今度は彼女の働くデパートの代表番号に電話、
「地下食品の洋菓子売り場お願いします」
交換台の女性が言う、《お電話お回しします、そのままお待ち下さい。》
そして《お電話ありがとうございます、地下食品洋菓子売り場担当小山と申します》
「恐れ入ります、バイトの中田さんお願いします。」
《少々お待ち下さい。》
デパート食品売り場女子社員小山さん受話器を右手の平で押さえると、
「中田さん、電話よ!」
“私用電話はダメって言ってあるでしょ、”
言いたげに、にらめつける様に、受話器を渡す。
《はい、お電話代わりました、中田です。》
「あー、もしもし先ほどの味噌屋です。」
《はい、どうも先ほどは、ありがとうございました。》
「予約取れました。時間7時で大丈夫ですか?」
《はい大丈夫ですが場所は?》
「7時に地下鉄広尾駅でどうですか?
出口が2箇所ありますから六本木に近い方の出口
改札出た辺りで待ってます。分かりますか?」
“ひょっとしてデートの打ち合わせ?
ったくしようがないわね、これだから若い子はイヤよ、
仕事用の電話でいちゃいちゃ。ちょっと可愛いとこれだよ、
注文の電話が入ったらどうすんの、
仕事にならないじゃないの、早く切りなよ”
年配女子社員の小山さん、ちょっとばかりおかんむり。
それを察してか、バイトの中田さん、
《はい、分かります、》ちょっと合間を置いて
《じゃあ、その見積の件につきましては当社係長が戻りましたら、
その旨伝えておきます、ありがとうございました。失礼します。》
なんて言うもんだから、への字になっていた小山さんの顔、
“なんだ仕事の話か、じゃあしょうがないか、”
なんて元の笑顔に戻るという訳。
公衆電話の受話器を戻しながら、
この子やっぱなかなか頭いいんじゃない、
そう思いながら今日のデートがより楽しみになったりして、、、
電話の使い方、応対の仕方、周りへの気配り、
今の携帯ではとてもできない、考えられないちょっと奥深いものがあったりして、
それはそれなりに面白い所がありました。
味噌の話
赤出し味噌の話
昔から、口紅を塗ったり、ほほに頬紅を叩くことを、
<紅を注(さ)す>と言います。
つまり赤い色を加えるのを、赤(朱、紅)を注す(さす)と言った訳です。
京都では甘い白味噌が主流ですが、桜味噌の様に赤い(濃い茶色)
味噌で仕立てた味噌汁もあります。
お碗に盛った濃い色の味噌汁のことです。
それが、赤色を加えるというので
赤をさす→あかさす→あかさし→あかざし→→あかだし→赤出し
となって、お碗に盛った料理だったのが、
いつの間にか味噌の名前になっていました。
そもそも桜味噌は京都の白味噌に愛知の豆味噌(八丁味噌)を
ブレンドして作った味噌です。
そこから愛知の味噌屋さんが自分達で同じような味噌(調合味噌)
を作って、それを『赤出し味噌』と称して売り出し、今に至ったのです。
――――生前父が私に話してくれたのを思い出して書いてみました。
そう言えばかなり前ですが、京都の料理の先生が
「赤出し用味噌」と言っていたのをTVで見た記憶があります。
ーーーさすがプロ、よく分かっていらっしゃる。
余談ですが、本来『八丁味噌』とは愛知県岡崎市八帖町に
500年以上前からある味噌屋2軒のみが使えた豆味噌の名前でした。
大豆だけを使い、これを麹にして塩を入れて仕込みます。
2年半は熟成させます。
水分が少ないため4t仕込めばその半分位の重さの石を乗せます。
古い歴史を持つ愛知の代表的な味噌です。
因みに現『㈱まるや八丁味噌』の蔵には豊臣秀吉が子どもの頃
―――悪ガキだった秀吉が野武士に追われてこの蔵に逃げ込んで
(八丁味噌は仕込みに5kg位の丸い平べったい石を何十個も使うので
蔵には石がごろごろ積んである)
その石を一つ井戸に投げ込んで、あたかも自分が井戸に飛び込んだ
様に見せかけて、実は味噌桶の陰に隠れて追っ手を逃れた、―――
という、いわくつきの井戸がまだあったりして、
それはそれは歴史を感じさせてくれます。
ーーーーその㈱まるや八丁味噌の社長浅井氏とは古いつきあいですが、
口髭を蓄えドイツ語英語を喋るユニークな人でTVにもよく出ています。
いずれ詳しく紹介します。
『見知らぬ明日』
『見知らぬ明日』
「今度、北海道にラベンダーを見に行きませんか。」
「今が一番いい時期で、見渡す限りにラベンダーが咲き誇って、
正に花で織り成す刺繍といったところかな。」
<行ってみたーい、きれいだろうな。>
そもそもその人と食事をするようになったのは、
ゴルフ練習場でフォームを直してもらったのがきっかけで、
一緒に食事をして、その後も何度も誘われたのだ。
30過ぎかな、結構かっこういい。
学生時代から付合っている彼が転勤で大阪に行ってしまったので
なかなか会う機会がなくなってしまった。
悪いなあと思いながらもおいしい食事に誘われると断れない。
でも食事のその後はなしと決めていた。
最初の食事は、六本木のフランス料理。
「じゃ、あなたと、ぼくの見知らぬ明日に、乾杯!」
<なんてきざな>とは思ったものの、
「お酒は、とりあえず前菜までは、このシャンパンで、
サーモンの香草焼きにはロワールの白のプイィフィメ、」
「そして羊料理には、赤、ボルドーのシャトーラグランジェか、
同じくメドックのポーイヤックあたりにしましょうか。」
なんて分かった風な口のきき方。
しかしまんざら嘘でもない。おいしいワイン、料理にぴったり合う。
イタリア料理の後には、消化に良いからとグラッパを勧めてくれたりもした。
話題豊富で話も上手、思わず身を乗り出して聞いたり、
吹き出して笑ったり、確かに楽しい。
さりげなくエスコートしてくれて、彼にはない気配りがある。
それがなんとも心地よい。
食事の後は必ず家の近くまで送ると言ってきかない。
でも、いつもご馳走になってばかりじゃ気がひけるので、私が誘った。
学生時代からよく遊びに来ていたこの中央線の街は人で溢れていた。
店までの道すがらこう誘われたのだ。
<北海道か、いいだろうな、でも富良野一泊!>
店内は女性客でいっぱいだった。
「へぇー味噌なの、ロールキャベツのスープの味を選べって?
うーん赤味噌、白味噌、僕の母は関西だからよく甘い白味噌を使ってたな。
おもしろいね、おいしそう。」
「昔さ、学生時代よく皆で鍋に色んな物入れて味噌と一緒に煮て、
わいわい騒ぎながら 、、、、 」
話を聞いているうちに急に彼のこと思い出してしまった。
「北海道さ、やっぱ行けない。ごめんね。」
今度の週末久しぶりに大阪行こう。
彼のきたないアパート掃除して、晩御飯一緒に食べよ。
そうだここで松葉味噌買って行って、ブイヤベース作ってやろう。
ワインはーーーーやっぱ白かな、でもカリフォルニア産。
―――さすがタイトルは良かったのですが、内容がイマイチ?
そうね、男女の恋愛の始まりも<見知らぬ明日>には違いないけど、、、
見事振られてしまったゴルフ男、彼の苦し紛れの言い訳を後ほど、、、
―――以前は松葉味噌のブイヤベースをメニューに出していました。
いずれ復活させようと思います。
『小松左京』
『小松左京』
昨日SF作家の小松左京さんが亡くなりました。
大変残念です。
私の日本での大好きな作家の一人です。
『日本沈没』『首都消失』『さよならジュピター』『復活の日』等等
みんな映画になりましたが、そうでなくても小さな作品で素晴らしい小説がいっぱいあります。
文庫本の『小松左京自薦恐怖小説集』これなんかいいですよね。
SF小説の発想も人並み外れたものがありますが、
女性の描写は天下一品です。
こんな大作家が亡くなったのに、3軒回ったどこの本屋も
<小松左京追悼コーナー>を出してないことが意外です。
まだ一日ですから、間に合わないのは解りますが、それらしきビラとか
出してもいいんじゃないかと思います。
JUNNKU堂は近々コーナーを設けるって言ってました。
ファンになったのは、大学1年の時先輩から借りた週刊誌に連載されていた
『見知らぬ明日』を読んでからです。
当時ソ連と中国が国境を挟んでいざこざがあった時分です。
そこに地球外生物がやってきて攻撃を始めるものだから、
ソ連も中国もお互い敵が攻めてきたと勘違いして
両国が戦争を始め出す訳です。
それを取材する日本人ジャーナリストを軸に話が進みます。
ところが地球外生物の火器があまりに強力で歯が立たない。
さてはて地球の明日はどうなっちゃうんだろう———-
なんてストーリーだったと思いますが、
その、<まだ見ぬ明日><見知らぬ明日>っていうのが鮮明に残っていて、
全然内容は違うのですが、ずーーーっと後に書いた私の文のタイトルに使いました。
地球の自転を止めてしまう『夜が明けたら』
人の体と牛の顔を持った『件(くだん)の母』等短編作
タイトルは忘れましたが、
京都のある女性を父と息子が同時に好きになる話、
天然記念物の鳥の餌にされる話。
どこにでも現れる宇宙蠅。
とんでもない発想を緻密な表現力で書き上げる独特の文章は今の作家にはない
スケールの大きさと日本古来の懐かしさみたいなものを感じます。
ご冥福をお祈りします。







